連載 臨床実習サブノート 「どれくらい運動させていいかわからない」をどう克服するか・第4回
—スポーツ外傷—前十字靱帯(ACL)再建術後のジャンプ・着地動作練習
松尾 高行
1
Takayuki MATSUO
1
1岡山医療専門職大学健康科学部理学療法学科
pp.833-838
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203530
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前十字靱帯(anterior cruciate ligament:ACL)損傷は,高頻度に発生するスポーツ外傷であり,他者との接触を伴わないジャンプからの着地や急な停止,急な方向転換などでの損傷が多いです1).ACLは,血行に乏しく自然治癒能が低いため,治療は一般的に,骨片付き膝蓋腱(bone-patellar tendon-bone:BTB),多重折りハムストリング筋腱(hamstring tendon:HT),大腿四頭筋腱(膝蓋骨骨片付き)などの自家移植腱を用いた靱帯再建術が施行されます1〜3).
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