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報告
女子ジュニアスポーツ選手の片脚ドロップジャンプ着地後のバランス能力と下腿・足部傷害の関係
Relationship between balance ability and lower leg/foot injury after landing a single leg drop jump in female junior athletes
貴志 真也
1
,
藤原 健太
1
,
木村 侑史
1
Shinya KISHI
1
,
Kenta FUJIWARA
1
,
Yuji KIMURA
1
1社会医療法人スミヤ角谷整形外科病院診療技術部理学療法士科作業療法士科
キーワード:
女性アスリート
,
片脚ドロップジャンプランディングテスト
,
下腿・足部傷害
Keyword:
女性アスリート
,
片脚ドロップジャンプランディングテスト
,
下腿・足部傷害
pp.1225-1229
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202832
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要旨 【目的】女子ジュニアスポーツ選手の片脚ドロップジャンプ着地後(single leg drop jump landing test:SDLテスト)のバランス能力と下腿・足部傷害の関係性を検討することである.【対象と方法】下腿・足部の傷害で当院を受診した女性アスリート10名.SDLテストを用いて,着地時の床反力垂直成分(以下,Fz)ピーク値,着地後20〜200msまでの足圧中心(center of pressure:COP)軌跡長,着地後1〜5s間のCOP軌跡長を算出し,健側と患側を比較検討した.【結果】Fzのピーク値と20〜200msのCOP軌跡長は患側が有意に大きかった(p<0.05).しかし,1〜5sの軌跡長は有意差が認められなかった.【結論】下腿・足部傷害で理学療法を行い,スポーツ復帰を果たした女子ジュニアスポーツ選手のSDLテストにおいて,患側が健側と比較してフィードフォワードに働くバランス能力が低い.また力の垂直成分に対する衝撃応力が有意に高く,下腿・足部障害の再発要因の1つである可能性がある.
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