Japanese
English
報告
主観的伸張感で実施時間を設定した静的ストレッチングの有効性—第2報—セット数の検討
Effectiveness of static stretching in which the implementation time is set based on the subjective feeling of stretching, 2nd report: examination of the number of sets
清野 浩希
1,2
,
梅原 弘基
1
,
仲島 佑紀
1
,
倉田 直紀
1
,
藤井 千夏
1
Hiroki SEINO
1,2
,
Hiroki UMEHARA
1
,
Yuki NAKAJIMA
1
,
Naoki KURATA
1
,
Chinatsu FUJII
1
1医療法人社団紺整会船橋整形外科市川クリニック
2KINMAQ整体院浅草院
キーワード:
静的ストレッチング
,
伸張感
,
セット数
,
可動域
Keyword:
静的ストレッチング
,
伸張感
,
セット数
,
可動域
pp.863-868
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203131
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要旨 【目的】即時的に可動域を改善するために,主観的伸張感で実施時間を設定した(以下,主観法)静的ストレッチング(ストレッチ)を実施する場合,何セットが有効であるかを明らかにすること.【方法】対象は,外来患者24名とした.ストレッチ課題は,ハムストリングスのストレッチとした.主観的にハムストリングスが伸びたと感じるまでを1セットのストレッチ時間とし,4セット実施した.効果検証は,膝関節他動伸展角度(knee extension angle:KEA)とし,ストレッチ前後に測定した.対応のある一元配置分散分析および多重比較検定により,KEAをセット間で比較検討した.【結果】ストレッチ前,第1セット後,第2セット後の間に有意なKEA差を認めた(p<0.001).また,第2セット,第3セット,第4セット間に有意なKEA差を認めなかった.【考察】主観法によるストレッチにより十分な効果を得るためには,2セットが有効であることが示唆された.
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