Close-up MCID
回復期リハビリテーション病棟における運動器疾患と脳血管疾患のMCIDの比較
中口 拓真
1
Takuma NAKAGUCHI
1
1医療法人明星会星野クリニック在宅リハビリテーションセンター
キーワード:
MCID
,
回復リハビリテーション
,
脳卒中
,
運動器
Keyword:
MCID
,
回復リハビリテーション
,
脳卒中
,
運動器
pp.1338-1340
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202857
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臨床的に意義のある最小差(minimal clinically important difference:MCID)は,臨床的な効果判定指標として注目されている.MCIDのなかでもアンカー法で算出された数値は特に重要であり,アウトカムの反応性として解釈する場合がある1).
MCIDの解釈は統計学的な分布から算出する標準誤差(standard error of measurement:SEM)と混同されることも多いが,アンカー法で算出されたMCIDはSEMや最小可検変化量(minimal detectable change)とは別の意味をもつ.本稿では,回復期リハビリテーション病棟で介入頻度の高い脳卒中患者と運動器疾患患者のアンカー法で算出されたMCIDについて解説する.
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