特集 運動イメージ—科学的根拠に基づく臨床実践をめざして
運動イメージと電気刺激療法の併用による脳卒中患者への治療アプローチ
髙橋 容子
1
,
川上 途行
2
Yoko TAKAHASHI
1
,
Michiyuki KAWAKAMI
2
1順天堂大学保健医療学部理学療法学科
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
脳卒中片麻痺患者
,
mental practice
,
皮質脊髄路興奮性
,
motor evoked potential
,
脊髄相反性抑制
Keyword:
脳卒中片麻痺患者
,
mental practice
,
皮質脊髄路興奮性
,
motor evoked potential
,
脊髄相反性抑制
pp.1046-1052
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202789
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Point
●運動イメージと電気刺激の併用による効果のメカニズムには,皮質脊髄路の興奮性変化や,脊髄相反性抑制の増強などによる,神経の可塑的変化が関与していると考えられる
●脳卒中患者において,上肢運動イメージと電気刺激の併用による,上肢運動機能の改善効果が報告されている
●下肢においては,運動イメージの介入効果は脳卒中患者において検討されているものの,電気刺激との併用効果の報告は限られており,新しい研究が期待される
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