臨床実習サブノート 「日常生活活動」をみる・1【新連載】
理学療法士が「活動」をみる
内山 靖
1
Yasushi Uchiyama
1
1名古屋大学大学院医学系研究科
pp.504-511
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201552
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活動を捉えるポイント
1.理念から具体化
理学療法では,対象者を全人的に捉え,疾病や病態ではなく“病をもつ人”を対象とします.このことは,理学療法士養成課程に入学した直後から繰り返し教授され,国際生活機能分類(International classification of functioning, disability, and health:ICF)の枠組みや健康寿命の延伸を目標とした生活の重要性について学ぶ機会は多くあります.一方で,学年が進むにつれて病態生理やエビデンスに基づく理学療法を追求する過程で,活動や参加を念頭に置いた理学療法評価と治療・介入をいかに具体化していくのかが重要となります.
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