Japanese
English
特集 リハビリテーション各専門領域の国際動向
理学療法
International perspective of the physical therapy.
内山 靖
1
,
奈良 勲
2
Yasushi Uchiyama
1
,
Isao Nara
2
1群馬大学医学部保健学科
2広島大学医学部保健学科
1Faculty of Medicine, Gunma University
2School of Medicine, Hiroshima University
キーワード:
理学療法
,
国際動向
,
世界理学療法連盟
Keyword:
理学療法
,
国際動向
,
世界理学療法連盟
pp.507-511
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109779
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はじめに
わが国に初めて理学療法士養成施設が誕生したのは1963(昭和38)年であり,3年後の1966年に183名の理学療法士が誕生した.また,1966(昭和41)年7月17日には110名の会員からなる日本理学療法士協会が設立され,2002(平成14)年2月現在,社団法人日本理学療法士協会には26,000名を越える会員が在籍している.
草創期においては,海外で活躍中の理学療法士が教員として着任されたため,国際水準に見合う理学療法の基礎が確立された.また,米国海軍病院等での臨床実習を行うことによって先進的な理学療法を学ぶ機会に恵まれ,比較的短期間のうちに顕著な進歩と発展を遂げることができた.一方で,わが国の理学療法士も海外への医療協力を積極的に行い,国際協力事業団(JICA)による青年海外協力隊員として130名以上が40か国近くに対して理学療法の啓発および技術支援を行ってきた.
本小論では,理学療法に関連する国際動向について,わが国の現状とも対比させながらその現状と展望を概観した.
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