Japanese
English
報告
脳性麻痺痙直型両麻痺患者のPhysical Cost Indexと関連する因子の検討
Investigation of factors associated with physiological cost index of patients with spastic diplegic cerebral palsy
高木 健志
1
,
楠本 泰士
2
,
津久井 洋平
3
,
高木 律子
4
Kenji Takaki
1
1目白大学保健医療学部理学療法学科
2東京工科大学医療保健学部理学療法学科
3訪問看護リハビリステーション瑞穂の大地
4公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院
キーワード:
脳性麻痺
,
Physical Cost Index
,
身体活動量
Keyword:
脳性麻痺
,
Physical Cost Index
,
身体活動量
pp.1132-1136
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201070
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 本研究は,脳性麻痺両麻痺患者の歩行時のエネルギー効率と関連する因子を明らかにすることを目的とした.対象は,独歩が可能な脳性麻痺両麻痺患者13名とした.エネルギー効率の評価方法であるPhysical Cost Index(PCI)と膝関節伸展筋力,関節可動域,身体活動量,下肢随意性,肥満度との関係性を検討した.その結果,PCIと膝関節伸展筋力の間に有意な負の相関(r=−0.66,p<0.05)が確認された.また,身体活動量が大きい場合,PCIの値が有意に低くなる傾向が明らかとなった.脳性麻痺患者は膝関節伸展筋力が大きく身体活動量が大きい場合,歩行時のエネルギー効率が良好であることが示唆された.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.