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手を携えて努力した日々
幡井 ぎん
1
,
編集部
1虎の門病院
pp.129
発行日 1970年4月1日
Published Date 1970/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914856
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虎の門病院が開設されてもう12年になります。12年といえば,人間ではまだ少年期。これからという感じです。それなりにこの病院も名前が知られるようになりました。そのことは今いる私たちだけの力ではなく,多くのやめられた人たちの努力の結果でもあるのです。私も次から次へと不思議なくらい用事ができて,近頃は若い人たちとゆっくり語り合う時間がなかなか持てないのです。
池田さん,そうそう今は冬城さんですね,あなた方がいた開設当初は,よく集まっては語り合ったものでした。虎の門病院の看護をどうするか,それこそケンケンガクガクでした。いまは書類が山積され,若い看護婦さんも用事がないと来ないこの総婦長室で,看護手順も,看護という仕事についてもそれこそ必死になっていきました。
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