特集 通院・通所における理学療法を再考する
障害児・障害者における通所理学療法
平沼 勝也
1
Katsuya Hiranuma
1
1武蔵野市立みどりのこども館地域療育相談室ハビット
キーワード:
障害者総合支援法
,
児童福祉法
,
通所事業
,
地域生活
,
地域リハビリテーション
Keyword:
障害者総合支援法
,
児童福祉法
,
通所事業
,
地域生活
,
地域リハビリテーション
pp.233-239
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200816
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はじめに
1981年の国際障害者年を契機にノーマライゼーション理念が普及し,障害の有無にかかわらず普通に「地域生活」が営めることを基本として福祉分野の制度が変わってきている.障害児・者の地域生活を支えるサービスの種類,量が増えるというハード面と,障害者差別解消法の施行などといったソフト面との変化により社会的障壁を取り除く方向へと進んでいる.本稿では障害福祉制度の近年の動向と,障害児・者の日中活動の中心的な場である障害福祉サービスにおける通所事業(以下,通所事業)の役割,また,そのなかで行われる理学療法士のかかわりについて,相談支援事業に従事する経験から,現状と課題について述べる.
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