特集 神経筋疾患の治療と理学療法
筋疾患に対する治療と理学療法
若杉 樹史
1
,
山内 真哉
1
,
眞渕 敏
1
,
竹林 崇
1
,
児玉 典彦
1
,
道免 和久
2
Tatsushi Wakasugi
1
1兵庫医科大学病院リハビリテーション部
2兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
pp.1079-1086
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106492
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
近年の筋疾患に対する新たな知見や治療方法の進歩はめざましい.われわれはそのような治療の変化に対応しながら,理学療法を展開していく必要がある.本稿では,神経筋接合部疾患の代表疾患である重症筋無力症(myasthenia gravis:MG),ランバート・イートン筋無力症候群(Lambert-Eaton myasthenic syndrome:LEMS)と,炎症性ミオパチーの代表疾患である多発性筋炎(polymyositis:PM),皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)に対する治療を概説する.そのうえで,個々の疾患に出現する機能障害や,理学療法を実施していくうえでの運動負荷,留意点について解説する.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.