理学療法の現場から
介護老人福祉施設での理学療法
原田 禎二
1
1介護老人福祉施設若葉苑リハビリテーション部
pp.374-375
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106043
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若葉苑の概略
挾間町にある介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)若葉苑は,地理的には大分県のほぼ中央に位置し,町内には大分川・由布川・石城川の3本の河川が西から東に向かって流れており,流域は傾斜起伏に富んだ変化のある地形を作り上げている.町も都市化の流れのなかで,昭和30年代後半から減少してきた人口も,昭和53年の国立大分医科大学の開校以来,大分市のベッドタウン化が始まり,現在では,県内でも数少ない人口増加自治体となっている.ちなみに人口は14,891人・世帯数5,205(平成13年2月現在)・高齢化率20.1(平成13年4月現在)である.
当苑は,平成10年4月に開設し,長期入所53床,短期入所16床,通所介護19人,在宅介護支援センター,居宅介護支援事業所を有する施設である.また,町内に介護老人福祉施設は当苑のみで介護保険制度に変わり,地域リハビリテーションの位置付けとして重要な役目を果たしている.こうした施設での,理学療法のあり方について,施設と在宅に分けて,現在行っている理学療法内容と今後の方向性について述べてみたい.
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