特集 臨床現場にいかす障害構造・障害分類
WHO国際障害分類を障害者のための臨床現場にどういかすか
4)障害者当事者の立場から
高田 英一
1
,
調 一興
2,3
Takada Eiichi
1
,
Shirabe Kazuoki
2,3
1財団法人全日ろうあ連盟
2日本障害者協議会
3東京コロニー
pp.34-36
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105962
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聴覚障害者の抱える問題
聴覚障害者の日常生活での困難がどこにあるかは,よく知られていない.
それは「音」が聞こえないことでなく「言語」つまり社会での言語コミュニケーション困難が基本にあることである.重度の聴覚障害者で手話をコミュニケーション手段とするろう者の場合,健聴者とのコミュニケーションは特に困難を極める.
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