シンポジウム リハビリテーションと保健活動—障害の受容をめぐって
精神障害者の支援—治療者の立場から
中沢 正夫
1
1みさと協立病院精神科
pp.573-575
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901094
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●はじめに
自験例の分析をもって治療者の立場から参加する.対象は基本的に外来で扱ってきた100名(男42,女58)で,平均年齢41歳9カ月(28〜68歳,1993年4月現在,以下同じ),平均罹病期間14年4カ月(5〜28年),平均自験期間10年5カ月(5〜13年8カ月).能動型44名,受動型51名,不詳5名(生活臨床では能動型:受動型は7:3とされている)で,社会生活は「自立」と「半自立」で66%(江熊のスケールによる)である.対象が外来例なので群馬大学の予後(20年)調査1)の約50%よりもちろんよい(自立35,半自立31,家庭内:作業所:デイケア31,悪化3).
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