とびら
在宅介護を支えるもの
望月 彬也
1
1有・望月彬也リハデザイン
pp.1
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105954
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「障害をもつ人々や高齢者が,住み慣れたところで,そこに住む人々とともに,できるだけ自立して,人間としていきいきと一生安全に生活が送れるように……」という地域リハビリテーションに関わって約19年になる.この仕事につく前は自分の身近にある暮らしや家族関係しか知らなかったが,世の中にはいかに様々な暮らしや人間関係があるかが分かった.そして,そのなかで皆一生懸命に生きている.高齢者の間では3Pという言葉がはやっている.「ピン,ピン,ポックリ」である.ポックリ寺詣でがおおはやりだ.誰もがポックリあの世にいくのを願っている.しかし,訪問した約900軒の誰もが私だけはポックリいくはずだったのにと言われる.
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