Japanese
English
特集 介護保険改革をめぐって
当事者の立場からみた課題と展望
The perspective of living in the community and the problems of the Long Term Care Insurance in the view point of disabled persons themselves.
尾上 浩二
1
Kouji Onoue
1
1特定非営利活動法人DPI日本会議
1Japan National Assembly of Disabled Peoples' International
キーワード:
自立生活
,
パーソナル・アシスタント・サービス
,
地域生活基盤整備
Keyword:
自立生活
,
パーソナル・アシスタント・サービス
,
地域生活基盤整備
pp.39-43
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100006
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「統合論」,「活用論」,「被保険者拡大論」
―移り変わる論点構成
2000年から実施された介護保険法は,5年毎の見直しが行われることになっている.2005年はその見直しの年に当たる.2004年1月から,「介護保険と障害者施策の統合」議論がにわかに進められてきた.
2004年1月から進められてきた議論を振り返ると,「介護保険のあり方を変えたうえで統合を図る」とされた「統合論」(1~5月),「(介護予防重視の見直し方向が鮮明になるなか)介護保険の活用」とされた「活用論」(6月),「介護保険料徴収年齢の引き下げに伴って給付も広げるかどうか」という「被保険者拡大論」(9月~)という3つの時期に区分できる.そして,現在,介護保険見直し議論での「被保険者拡大論」に呼応する形で,「今後の障害者施策の方向性(改革のグランドデザイン案)」(以下,「グランドデザイン」と略)が,社会保障審議会障害者部会で議論されている.
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