Case Presentations
長期間の歩行トレーニングによって改善をみている外傷性脳損傷患者の1例
伊藤 直樹
1
,
寺西 利生
1
,
水野 元実
1
,
鈴木 晴子
1
,
大塚 圭
1
,
岡西 哲夫
1
,
小野木 啓子
2
,
才藤 栄一
2
Itoh Naoki
1
1藤田保健衛生大学病院リハビリテーション科
2藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
pp.67-71
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105479
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Ⅰはじめに
外傷性脳損傷患者の歩行トレーニングは,意識レベルの低下,注意障害,動作の遅延,自発性の低下などの理由により,しばしば難渋する.また,その到達機能についても不明な点が多い.今回我々は,長期にわたり歩行トレーニングを行い,歩行能力の改善を認めた外傷性脳損傷患者の1例を経験したので,その経過とともにトレーニング方法について考察する.
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