とびら 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    理学療法におけるプラシーボ
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                八児 正次
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1多摩丘陵病院リハビリテーション部
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.697
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1997年10月15日
                  Published Date 1997/10/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104847
                
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- 文献概要
“プラシーボ”という言葉に対してどのような印象をもっていますか?現代医療において“プラシーボ”と聞くと,何となく患者さんに対して否定的な印象が強いような気がします.例えば,偽薬で反応した患者さんには,「やった」というより「やはり」という,医療スタッフの反応が待っていたり…….真?の医療効果を判定するためには,除外される要因になっている印象があります.
“プラシーボ”の語源は「人を満足させる」という意味のラテン語です.アンドルー・ワイル博士は著書『人はなぜ治るのか』(上野圭一訳,日本教文社)のなかでプラシーボ反応という言葉の使い方をしています.偽薬を服用した人の心のなかに生じる反応であることから,“効果”ではなく“反応”であると強調し,治癒系に大きな力を発揮すると述べています.
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