新人理学療法士へのメッセージ
理学療法を趣味に,理学療法も趣味に
永冨 史子
1
1川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンター
pp.276-277
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103496
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プロローグ…これから理学療法士に
新人へのメッセージを書けと言われてここにいる私も実は,まだ新人のつもりで仕事をしている理学療法士である.自分の頭を整理するよいチャンスと思い,書くことにする.学術的な論文が並ぶはずの雑誌が,私のおかげでまとまりの無いエッセイ本であるかのような印象をもつかもしれないが,今回に限ったことであることを御理解いただきたい.
4月から就職した皆さんは,理学療法士国家試験を受けてもうじきRPTとなるわけだが,合格通知は,「私の職業は理学療法士です.」と晴れて言ってよろしいという許可証のようなものだと私は思っている.理学療法士はとてもおもしろい仕事であるが,技術的にも知識的にももう十分という域にとうてい達することができない(私だけかなあ),頭脳的な職業なのである.
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