特集2 プラシーボ効果
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    プラシーボの意義
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                橘 直矢
                                            
                                            1,2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1東京大学
                
                
                  2医学部付属病院分院麻酔部
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1244-1250
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1981年11月1日
                  Published Date 1981/11/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919389
                
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1.モルヒネ効く人効かぬ人
麻薬モルヒネが現在使用可能な中枢作用性鎮痛剤のうちで,最強の部類に入ることはご存知と思います.このモルヒネに関して米国の麻酔学教授,故Beecherの所からLasagnaたちが出した論文1)に面白い記述がありました.
‘モルヒネ有効率はplacebo-reactorsでは約80%placebo-nonreactorsでは約60%というのです.この話から私の論文を始めたいのですが,それには若干の解説が必要と思います.

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