あんてな
新ゴールドプラン・1
山本 和儀
1
1大東市保健医療福祉センター
pp.412
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104312
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1.初めに
国において1994年12月に大蔵・厚生・自治の3大臣により1989年12月に出されたゴールドプランの全面見直し,「新ゴールドプランの施策」について合意がなされた.これは,1993年度に全国都道府県市町村において策定された「老人保健福祉計画」を受けてのものであり,国におけるこのような迅速な対応はかつて例が無く,その内容も具体的なサービス量と予算的裏付けとがなされたもので,この画期的な施策は大きく評価される.ゴールドプランの予算的裏付けや数量で表す手法は「エンゼルプラン」や「新障害者長期計画」に反映されている.また新ゴールドプランの特徴は在宅支援が中心となり,施設の充実についても在宅支援を見据えた内容となっていることである.
そこで新ゴールドプランの紹介と国の基本的な考え方,市町村にとっての意義,サービスの受け手である市民にとっての意義,われわれ専門家にとっての意義と課題を3回シリーズで紹介したい.
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