あんてな
頸髄損傷者のスクーバダイビング
中川 法一
1
1吹田市民病院理学診療科
pp.52
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103917
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近年のマリンスポーツブームに乗り,大きく一般に普及したものの中にスクーバダイビングもある.ちなみに現在国内のスポーツ(レジャー)ダイバー人口は約30万人,インストラクターの数は3千人と言われている.スクーバダイビングとは,自給式水中呼吸装置(SCUBA;Seif-Containd Underwater Breathing Apparatus)を用いて行なう潜水のことであり,適切な指導の下に行なえば非常に安全で快適なスポーツである.一方では頸髄損傷者によるスポーツ参加が種々盛んに行なわれており,スクーバダイビングも例外ではなくなってきている.特にスクーバダイビングでは,健常者と同じルールで,健常者障害者の区別無く楽しめ,また障害レベルの違いや,種類の違う障害者同士でも同じ楽しみを同時に共有することができるという特長がある.
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