理学療法草創期の証言
国立身体障害者更生指導所の日々
濱島 良知
pp.51
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103916
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私は戦時中に臨時東京第三陸軍病院,戦後に国立身体障害者更生指導所(現在の国立身体障害者リハビリテーションセンター),労災病院と我が国のリハビリテーションにとっては先進的とされた場に働いていたが,そのなかで国立身体障害者更生指導所は私にとっては最も深い影響を受けた施設である.
私は1950年から1955年まで国立指導所で働いていた,所属は医務課で,課長の和田博夫先生(現在南多摩整形外科病院院長)と下河辺征平先生(社会医学技術学院創設者で現在副学院長,日本リハビリテーション振興会理事)で,指導所次長の稗田正虎先生ともにいずれも九州大学から来られた整形外科医である.他に体育の専門家で身体障害者スポーツ協会理事として活躍された増田弥太郎氏もおられた.
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