Japanese
English
印象に残った症例
頸髄損傷者の妊娠・分娩・リハビリテーション
Impressive Cases: Pregnancy Labour and Rehabilitation in a Case of Cervical Cord Injury
馬場 将夫
1
,
黒木 健文
2
Masao BABA
1
,
Takefumi KUROKI
2
1照波園病院理学診療科
2照波園病院整形外科
1Department of Rehabilitation Medicine, Shohaen Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Shohaen Hospital
pp.55-57
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103435
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Ⅰ.初めに
過去種々の症例を経験してきたが,社会福祉法人農協共済別府リハビリテーションセンター在職当時,もっとも深く印象に残っている症例で,現在においてもなお報告例の少ない頸髄損傷者の妊娠・分娩・リハビリテーションに携わったので若干の考察を加え報告する.頸髄損傷者は重度の四肢麻痺にとどまらず膀胱直腸障害・褥創・痙性・心肺機能・精神面などが関連し,日常生活上きわめて問題が多岐にわたり重複,複雑化することが多い.
リハビリテーションのチームワークの成功が,リハビリテーションの重要目標の一つである残存機能の最大発揮が可能になると言っても過言ではない.
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