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特集 脳性麻痺児の発達過程と理学療法
脳性麻痺児の普通学校教育における理学療法士のかかわり
Development of Cerebral-Palsied Chidren and Physical Therapy: The Role of Physical Therapist for the Cerebral Palsy Children in Regular Schools
山本 和儀
1
Kazuyoshi YAMAMOTO
1
1大東市福祉事務所理学療法課
1Physiotherapy Section, Daito City's Welfare Office, Daito City Office.
pp.370-377
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103029
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Ⅰ.初めに
大東市では,1973年より障害をもつ子どもの親とその子どもたちに校区の小中学校での教育を保障していこうということで,教師も理学療法士も一緒になって取り組みを始めた.
当初,障害をもつ子どもに対する校区小学校での受け入れはなかなか容易ではなく,他の保護者はもちろんのこと,教師にも理解を得ることはできなかった.しかし,障害児教育こそが教育の原点であり,地域で他の子どもたちとともに遊び,学び,生活していくことが真のリハビリテーションであると確信し,実践してきた.幾多の課題を乗り越えて周囲の理解と協力を得ることに努力し,今日のような障害児の学校教育の体制ができた(図1,2).
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