学生の広場
脳性麻痺のある患児との遊びを通したかかわり
宮本 道代
1
1高松赤十字看護専門学校
pp.74-77
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921302
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はじめに
幼い子供にとって,遊びはなくてはならないものである.遊びは自然の活動であり,筋力の相互作用を有機的に発達させ,身体のあらゆる部分を動かす.子供はエネルギーを使い果たしながら自信を増し,他の子供たちとのコミュニケーションを行ない,そして次の成長段階へと進んでいく.
私が小児病棟で受け持った患児は脳性麻癖の障害を持ち,早期からの神経生理学的アプローチによるリハビリテーションを必要としていた.しかし,ネフローゼ症候群という疾患の治療のため,安静を余儀なくされていた.
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