Japanese
English
特集 日常生活動作(ADL)
脳性麻痺者の在宅ADLとそのくふう
Activities of Daily Living (ADL): Activities of Daily Living for the Cerebral Palsy Patients Living at Home
野村 典子
1
,
伊藤 晴人
1
,
山本 純子
1
,
逢坂 伸子
1
,
吉岡 善隆
1
,
山本 和儀
1
Noriko NOMURA
1
,
Haruhito ITOU
1
,
Junko YAMAMOTO
1
,
Nobuko OHSAKA
1
,
Yoshitaka YOSHIOKA
1
,
Kazuyoshi YAMAMOTO
1
1大東市福祉保健部保健医療福祉センターリハビリテーション課
1Community-Based Rehabilitation Division, Health and Social Welfare Center, Department of Health and Social Welfare, Daito City.
pp.419-424
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103294
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Ⅰ.初めに
脳性麻痺者の在宅ADLを考える場合,必要な条件として
1.ADLの介助者(家族およびその他)
2.ADLの自立を助ける家屋構造
3.社会的公的サービス
4.継続的なケア
5.地域社会とのつながり
6.入所・通所施設の利用(ショートステイ,デイケア)など
がある.在宅ADLを支えるのは,これらを基盤として暮らしを楽しみ,「ひと」として十分な活動ができるということだと思う.そのためには,住み良い町づくりをすることも必要である.ここでは行政の中で他の関係機関と連携しながら地域リハビリテーションを推進している理学療法士,作業療法士の立場から脳性麻痺者の在宅ADLの現状を紹介し,われわれ専門家だけでは支えられない部分と,ではどのようにすれば地域で生活する障害者を支えていくことができるかとを考えてみたいと思う.
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