書評
―山本澄子,他 著―『ボディダイナミクス入門「片麻痺者の歩行と短下肢装具」[Win版3次元動作分析CD-ROM付]』
松﨑 哲治
1
1麻生リハビリテーション専門学校理学療法学科
pp.999
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102526
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現在,脳血管障害患者数は推定で約140万人といわれています.その内の多くの患者のニードの1つに「歩けるようになりたい」があることは言うまでもありません.このニードに対して歩行の獲得・自立などに取り組んでいくことも,われわれ理学療法士を中心としたリハビリテーションチームの大きな役割の1つです.
その脳血管障害患者の歩行について,今般,医歯薬出版より「ボディダイナミクス入門 片麻痺者の歩行と短下肢装具」が発刊されました.本書の執筆者である先生方は,これまで脳血管障害患者の装具研究・歩行はもちろん治療や動作分析研究などに深く関わってきた第一人者ばかりです.よって本書は,これまでの書籍には見られないほど脳血管障害患者の歩行を,詳しくしかも解りやすく解説しています.
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