特集 理学療法技能の評価と学習支援
―座談会―理学療法技能の評価と学習支援―現状と展望
丸山 仁司
1,2,3
,
金田 嘉清
4,5
,
別府 正彦
6
,
斉藤 秀之
7,8
,
内山 靖
9
1国際医療福祉大学保健医療学部
2一般社団法人理学療法科学学会
3NPO法人理学療法共用試験機構
4藤田保健衛生大学医療科学部
5全国理学療法士・作業療法士学校連絡協議会
6株式会社ハピラル・テストソリューションズ
7筑波記念病院リハビリテーション部
8日本理学療法士協会
9名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻病態理学療法学講座
pp.325-335
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102253
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理学療法教育における現状
内山 本日は「理学療法技能の評価と学習支援」をテーマに,その現状と展望について,お話をしていただこうと思います.
はじめに,2つの話題を提起しておきたいと思います.1つは,「わかることとできることは違う」ということです.これについては,昨今,技能教育において繰り返し強調されています.ITの整備も進み,様々な情報が幅広く取れるようになった半面,リアルな対象者とのかかわりが難しい場面も出てきています.また,保健制度を眺めてみても,1人の対象者について,予防から急性期,回復期,維持期といった流れを実体験する機会が非常に少なくなっています.
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