学会印象記
―第45回日本リハビリテーション医学会学術集会―リハビリテーション医学の進歩と臨床動向を学ぶために
伊藤 健一
1
1大阪府立大学総合リハビリテーション学部
pp.1072-1073
発行日 2008年12月15日
Published Date 2008/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101318
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
2008年6月4~6日の会期で,第45回日本リハビリテーション医学会学術集会が横浜で開催された.会場は,1999年に第13回世界理学療法連盟学会(WCPT)が開催されたパシフィコ横浜である.会場を目の前にした筆者は,WCPT開催当時,慣れない英語でのポスター作成や英会話に四苦八苦しながら学会発表に臨んだことを懐かしく思い出した.今回,筆者が本学術集会に参加した目的は2つあった.1つは理学療法に必要不可欠なリハビリテーション医学がどこまで進歩しているのか,その現状を知ること,もう1つはチーム医療においてリーダーとなる医師が何を考えて医療を展開しているのか,近年の臨床動向を学ぶことであった.特に今回は筆者の専門である内部障害系のシンポジウムと教育講演,演題発表を中心に参加し,この分野のリハビリテーション医学の現状や動向,トピックスなどを学んだ.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.