ひろば
コツの教育論
川村 浩
1
Kawamura Hiroshi
1
1富田病院リハビリテーションセンター
pp.662
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101006
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- 文献概要
●はじめに
みなさんは山本周五郎という作家をご存知だろうか.彼は作品『雨上がる』の中で主人公の文武に対する考え方を「石中に火あり.打たずんば出でず.問題はどう出すかである」と述べている.この言葉には物事を会得するときの本質が表れており,筆者は「コツのつかみ方」というように理解している.本稿では教育の基本的理論を「いかに『コツをつかむ』か」という視点で捉え,理学療法学教育における重要性について私見を述べていきたいと思う.
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