増刊号 免疫検査実践マニュアル
各論
Ⅹ.輸血
4.抗血小板抗体検査法
金 信子
1
,
髙橋 孝喜
1
1虎の門病院輸血部
pp.331-334
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901987
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抗血小板抗体は,血小板輸血不応状態や新生児血小板減少性紫斑病の解析に重要であり,20種類以上の検査法が考案されている.当初は,ラジオイムノアッセイ法1)なども用いられたが,現在行われている方法は表1に示すように,混合受身凝集法(mixed passive haemagglutination;MPHA法)およびMAIPA法3)である.本稿では,抗血小板同種抗体の検出法として,ことに有用性の高いMPHA法に関して,プレート作製などの検査の実際について述べることとする.
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