技術講座 免疫血清
膵型アミラーゼ測定法
前川 真人
1
1浜松医科大学医学部臨床検査医学
pp.173-178
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103861
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新しい知見
アミラーゼ(amylase,AMY)測定の勧告法は,基本的には国際臨床化学連合(International Federation of Clinical Chemistry,IFCC)の勧告法に準じることになり,2005年に雑誌「臨床化学」に掲載された.そして,日本臨床化学会(Japan Society of Clinical Chemistry,JSCC)常用基準法としての用手法,およびこれにトレーサビリティが担保できる日常検査法のJSCC標準化対応法が自動化法に対応できるよう調整された.同様に,膵型アミラーゼ(P-AMY)活性測定の常用基準法の設定が進められているが,まもなく完成の予定である.基本的には,抗ヒト唾液腺型アミラーゼ(S-AMY)抗体を用いたS-AMY阻害法によって残存するAMY活性をIFCC勧告法に準じた方法で測定するものである.
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