増刊号 包括医療と臨床検査
第1章 総論―包括医療とは
3.検査部での対応
5)感染症検査の効率化
菅野 治重
1
1高根病院
pp.938-940
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101548
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はじめに
感染症は急性疾患であり,患者を救命するためには迅速な診断と適切な治療が必要である.このような特性から,臨床検査が診療に大きな役割を果たすことができる疾患の1つである.包括医療制度では検査効率が厳しく評価され,臨床の役に立たない検査は依頼されなくなると予想される.現在の微生物検査は培養法を中心とした検査体系によって行われているが,検査の迅速性や得られる情報の精度に疑問が投げかけられている.ここでは感染症に関して包括医療制度では臨床に評価される感染症検査について検討した.
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