研究
インドサイアニン・ゲリーン試験の実用簡易化に関する検討
前田 耕治
1
,
漆畑 勳
1
,
大林 弘幸
2
,
財間 尚夫
2
,
早矢仕 孝也
2
1静岡県立中央病院消化器科
2静岡県立中央病院検査科
pp.1008-1010
発行日 1965年11月15日
Published Date 1965/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915819
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はじめに
1957年Foxらは2),Tricabocyanine系の色素,In docyanine Green(ICG)を循環動態の研究に応用し,その特徴として血中消失の早いことを述べている。その後,ICGの胆汁中への排泄の高率なことが認められ5)7),最近,肝の排泄機能検査に応用されるようになった3)4)6)。われわれは今回,肝機能検査法としてのICG法について,基礎的ならびに臨床的観察を行ない,とくにその簡易化を試みたので,ここに述べることにする。
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