カラーグラフ
細胞診における悪性細胞の基本形
高橋 正宜
1
,
浦部 幹雄
1
,
小林 仁子
1
,
稲田 次郎
1
1中央鉄道病院臨床検査科
pp.950-951
発行日 1965年11月15日
Published Date 1965/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915810
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悪性の標本を手にするとき注意すると,悪性細胞の形状の種々あることに気づかれる。同一スライド中の悪性細胞の形態はほぼ均一であるが,多様性を伴うこともある。パパニコロの診断区分に留らず,ばらばらになった時計の部品を組み立てるように個々の悪性細胞を集約する試みがCytogram作製の本質である。その結果,組織型への接近をはかることができる。そのためには個々の異型細胞,悪性細胞すべての形態の把握が必要であるが,今回は悪性細胞の基本形のみ図示する。
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