グラフ
性ホルモンの周期性変化と細胞診
高橋 正宜
1
,
浦部 幹雄
1
,
高橋 義邦
2
1中央鉄道病院臨床検査科
2中央鉄道病院産婦人科
pp.857-864
発行日 1966年9月15日
Published Date 1966/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917044
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成人女子の子宮内膜は卵胞より分泌されるエストロゼン,および排卵後黄体から分泌されるプロゼステロンに反応して特徴ある増殖期,分泌期,月経期の周期性変化をくりかえす。図1は卵巣ホルモン分泌の推移を図式的にあらわしている。
エストロゼンは機能的に増殖性ホルモン(growth hormone)として作用し,とくにミュラー管起源の組織である子宮,卵管,頸管,膣上部などが感受性を有する。口腔粘膜,膀胱粘膜,表皮も反応性を示すという記載があるが質的にも,また程度もかなり弱いものと考えられる。
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