Japanese
English
研究
1秒率70%以上を示す気管支喘息に対する気管支拡張剤吸入の効果
Effects of Bronchodilator Inhalation for Bronchial Asthma with Better than 70% of FEV1.0%
荒谷 清
1
,
松下 淳
1
,
野中 武麿
1
,
林 実
1
,
荒井 正夫
1
,
小林 利次
1
,
城戸 優光
2
Kiyoshi ARAYA
1
,
Jun MATSUSHITA
1
,
Takemaro NONAKA
1
,
Minoru HAYASHI
1
,
Masao ARAI
1
,
Toshiji KOBAYASHI
1
,
Masamitsu KIDO
2
1産業医科大学病院中央臨床検査部
2産業医科大学呼吸器科
1Department of Central Clinical Laboratory University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
1秒率
,
気管支喘息
,
気管支拡張剤
,
発作寛解期
,
診断精度
Keyword:
1秒率
,
気管支喘息
,
気管支拡張剤
,
発作寛解期
,
診断精度
pp.1807-1811
発行日 1989年12月15日
Published Date 1989/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914222
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FEV1.0%70%以上を示す気管支喘息患者の発作寛解期の肺機能検査の特徴を,気管支拡張剤吸入試験を用いて検討を行った結果,発作寛解期においては,従来より気道閉塞の可逆性の指標として用いられているFEV1.0の改善率20%以上という基準よりも10%以上を基準としたほうが診断精度が高く,臨床的実用性が高いと考えられた.また,この基準に加えMMF25%以上,V5025%以上,V2540%以上の基準を用いた場合,さらに診断精度を高めることが可能であると考えられた.
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