Japanese
English
研究
メタノールの添加でグロブリン分画にも反応性を高めたブロムクレゾールグリーン試薬による血清総蛋白量の測定
Determination of Serum Total Protein with Bromocresol Green Color Reagent Containing Methanol Increasing Reactivity of Serum Globulin Fraction
鈴木 優治
1
,
酒井 伸枝
1
Yuji SUZUKI
1
,
Nobue SAKAI
1
1埼玉県立衛生短期大学
1Saitama College of Health
キーワード:
血清総蛋白測定法
,
BCG・メタノール呈色試薬
,
色素法
,
蛋白誤差
Keyword:
血清総蛋白測定法
,
BCG・メタノール呈色試薬
,
色素法
,
蛋白誤差
pp.1803-1806
発行日 1989年12月15日
Published Date 1989/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914221
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著者らは,メタノールの添加によってグロブリン分画にも反応性の高いブロムクレゾールグリーン呈色試薬を用いた血清総蛋白測定法を設定した.本法は,γ—グロブリンの反応性がアルブミンに比べ若干低いが,標準液にアルブミンとγ—グロブリンの混合液(混合比4:5)を用いることによりビウレット法に近似する値を示した.ビウレット法と本法との相関関係は,γ=0.930,y=0.989x+0.196であり,色素法による血清総蛋白量の測定が可能であると考えられた.
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