学会印象記 第34回日本臨床病理学会総会
"生命へ贈る検査"—臨床化学関連分野から/将来の方向性を模索する変革期の学会
田畑 勝好
1
Masayoshi TABATA
1
1京都大学医療技術短期大学部
pp.58-59
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913553
- 有料閲覧
- 文献概要
第34回日本臨床病理学会総会は,1987年10月2日〜4日,東京のサンシャインシティ文化会館などで,井川幸雄東京慈恵医大教授を総会長として,多数の参加者を集めて盛大に開催された.各会場や展示会場が近くに集まっていたため,非常に移動しやすくて時間の無駄がなく,良い会場で開催されたと思う.
総会は"生命へ贈る検査"という主題のもとに,特別講演,教育講演,シンポジウムおよびフォーラム,一般演題によって構成され,一般演題を除くその内容は,①近年の科学技術の進歩に伴う臨床検査医学の学問領域における新しい展望と研究態勢の模索,②技術の進歩に伴って生ずる検査診断の新しいパラメーター導入のための臨床検査項目の再評価,③ATLとAIDSに対する正しい知識の習得,などに重点がおかれた.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.