グラフ
オートタイター—血清学的検査の自動化
河合 忠
1
,
近藤 泰正
2
1日大・臨床病理
2日大臨床病理学教室
pp.623-630
発行日 1970年7月15日
Published Date 1970/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906828
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近年,医学の進歩とともにその診断技術の向上はめざましいものがあるが,臨床検査においても例外ではなく,必然的に検査の質の向上と量的処理の問題が起こってきている.血清学的検査はその繁雑さから,ともすると量的処理のみに追われ,質的向上がおろそかにされる傾向がある.したがって,臨床検査の自動化については,大量の検体を処理するためばかりでなく,検査の成績向上の面からも十分検討されなければならない.
このオートタイターは血清試料の倍数稀釈,試薬類の添加などの繁雑な操作を機械化し,しかも微量検査で小型のトレイを使うために,インキュベーションに要するスペースも少なくてすむ利点がある.(カットは左:V型トレイ,右:U型トレイ)
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