グラフ
オート・タイター—血清検査の自動化
河合 忠
1
,
近藤 泰正
1
1日大臨床病理
pp.856-858
発行日 1969年8月10日
Published Date 1969/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202749
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近年の臨床検査の進歩の1つに自動化があるが,ここに紹介するオート・タイター(Auto-titer)は血清検査のための自動装置である.これは血清の希釈,血球,補体などの滴下,洗浄,乾燥滅菌部分からなり,種々の凝集反応,溶血反応などの抗体価の測定を自動的に行なうことができる.またその誤差はきわめて少なく,1時間に120検体の処理が可能である.その特徴は,試薬検体が少量でよく,短時間に多数の検体を処理することができる.一方,検体の数が少ないと試薬などがムダとなる欠点もある.
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