座談会
検体採取から検査まで
辺野喜 正夫
1
,
松村 義寛
2
,
松橋 直
3
,
高橋 昭三
4
,
天木 一太
5
,
太田 邦夫
6
,
樫田 良精
3
1東京都立衛生研究所
2東京女子医大
3東京大学
4東京大学医学部細菌学教室
5日本大学
6東京医科歯科大学
pp.502-510
発行日 1959年9月15日
Published Date 1959/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905615
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検査にかかるまでの諸問題
樫田 きようは,検査材料といいますか,あるいは試料と申しますかこれをとつてから検査にかかるまでのいろいろな問題についてお集まりの先生がたからお話いただきたいと思います。
この主な問題点としては,とつた検査物といいますか,試料をそのままにしておいて何時間してから検査にかかつても大丈夫かという問題と,運ぶのになにか特別な注意がいるか,検査にかかるまでのやはり一種の保存法にもなるでしようけれども,運搬法,それからこういうものをうまく能率的にやるためには,たとえば,できるならば朝とるのがいいか,あるいは,どういうような患者の状態の時にとるのがいいか,時間的因子の入つた問題もあると思いますが,こういうような観点からいろいろお話いただければ幸いと思います。
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