座談会
臨床検査と水
長尾 元雅
1
,
樫田 良精
2
,
太田 邦夫
3
,
松橋 直
2
,
荒井 佳則
4
,
松村 義寛
5
,
高橋 昭三
6
,
堤 洋子
7
,
天木 一太
8
1都立衛生研究所水質試験科
2東大
3東京医歯大
4日本オルガノ商会技術部研究課
5東女医大
6東大細菌学教室
7東京文化医学技術学校
8東一臨床検査科
pp.546-557
発行日 1958年9月15日
Published Date 1958/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905505
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樫田 今日はお忙しいところを有難うございました。今日のテーマは臨床検査と水という漠然とした題ですが,いろいろの実験の時に水というものはどの場合でも使われる可能性があります。臨床検査の場合,水はどういう役割をしているか,その目的に適つた水を得るにはどうしたらいいか,水を中心としたいろいろの問題を各方面から検討して頂きたい,というわけでございます。今日は特に東京都衛生研究所の長尾課長さんにお出頂いて,水質の点からいろいろのお話を伺いたいということ,それからもう一つは最近方々で使われているイオン交換樹脂を利用した純水というような方面からも,お話を伺いたいというわけでございます。それでは先ず最初に長尾先生から水質というような漢然としたことかもしれませんけれども,飮水でなく検査に使うというような角度で水質というようなことを何も知らない人々のために少しお話して頂きたいと思います。
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