目でみる症例―検査結果から病態診断へ・5
アミラーゼアイソザイムで特異な泳動像を呈した症例
杉田 収
1
Osamu SUGITA
1
1新潟大学医学部附属病院検査部
pp.539-542
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901536
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●検査結果の判定●
1.セルロース・アセテート膜電気泳動法よるアミラーゼアイソザイム分画像
〔症例1・判定〕膵臓型アミラーゼ(P)と唾液腺型アミラーゼ(S)の中間に強いアミラーゼの活性バンドがみられる(図1).中間のバンドはP由来の場合と,遺伝性の場合があり,この泳動像のみでは,その判定はできない.
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