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今月の特集2 ダニ媒介感染症—適切な理解と診断の道標
クリミア・コンゴ出血熱
Crimean-Congo hemorrhagic fever
西條 政幸
1
1国立感染症研究所ウイルス第一部
キーワード:
クリミア・コンゴ出血熱
,
CCHF
,
マダニ媒介性ウイルス感染症
,
ウイルス性出血熱
,
一類感染症
,
重症熱性血小板減少症候群
,
SFTS
Keyword:
クリミア・コンゴ出血熱
,
CCHF
,
マダニ媒介性ウイルス感染症
,
ウイルス性出血熱
,
一類感染症
,
重症熱性血小板減少症候群
,
SFTS
pp.170-175
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202575
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Point
●クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)は,ナイロウイルス科(旧ブニヤウイルス科),オルソナイロウイルス属(旧ナイロウイルス属)に分類されるCCHFによる全身感染症で,いわゆるウイルス性出血熱に含まれる疾患である.
●ヒトはウイルスを有するマダニに咬まれて感染する(ダニ媒介性感染症)が,ウイルス血症を伴う動物(ヒツジ)やCCHF患者の体液との接触でも感染する.
●アフリカ,欧州,中東,アジア〔南アジア,中央アジア,中国西部(新疆ウイグル自治区)〕で流行している.日本では流行していない.
●感染症法では一類感染症に分類されている.
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