増大特集 ワクチン開発
Ⅵ.シナジー拠点(長崎大学)
高病原性ウイルスによる感染症に対するワクチン
吉川 禄助
1
,
安田 二朗
1,2
Yoshikawa Rokusuke
1
,
Yasuda Jiro
1,2
1長崎大学熱帯医学研究所新興感染症学分野
2長崎大学高度感染症研究センター新興ウイルス研究分野
キーワード:
一類感染症
,
エボラウイルス
,
南米出血熱
,
フニンウイルス
,
SFTS
Keyword:
一類感染症
,
エボラウイルス
,
南米出血熱
,
フニンウイルス
,
SFTS
pp.478-479
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050478
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高病原性ウイルスによる感染症は致死性が高く,ワクチン・治療薬の開発が喫緊の課題である。しかしながら,患者数が少ないことや開発研究に高い安全レベルの施設・設備要件が求められることなどの理由からワクチン開発が遅れている。本稿では,一類感染症のなかで承認済みワクチンが存在するエボラ出血熱,アルゼンチン出血熱,そして,国内で死亡例が毎年報告されているSFTSに対するワクチンについて概説する。
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