Japanese
English
今月の特集2 ダニ媒介感染症—適切な理解と診断の道標
野兎病—わが国における歴史,疫学,臨床症状
Tularemia: its history, epidemiology and clinical manifestations in Japan
大原 義朗
1
1葵会仙台病院脳神経内科
キーワード:
野兎
,
ダニ媒介性
,
リンパ節腫脹
,
弱毒
Keyword:
野兎
,
ダニ媒介性
,
リンパ節腫脹
,
弱毒
pp.164-169
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202573
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●わが国の野兎病は約94%が野兎から感染するが,ダニ媒介性のものも約1%存在する.
●わが国の野兎病菌は弱毒であり,現在まで死亡例はない.
●現在は,ほとんど症例の発生はない.
●臨床診断には野兎との接触歴とリンパ節腫脹が重要である.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.