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あとがき
関谷 紀貴
pp.1484
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202236
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令和元年も年の瀬を迎え,読者の皆さまも忙しくお過ごしのことと存じます.今年の秋はラグビーワールドカップが大きな盛り上がりをみせましたが,その一方で自然災害による被害も身近に感じられた1年であったと思います.
なかでも,9月と10月に大きな被害をもたらした台風15号(アジア名:Faxai),台風19号(アジア名:Hagibis)は記憶に新しい自然災害です.台風は発生地域ごとにサイクロン,ハリケーンなどと呼ばれていますが,最大風速17m/s以上の場合に台風と呼ばれます.一般に強さ(強い,非常に強い,猛烈な)と大きさ(大型,超大型)によって表現され,台風15号は非常に強い台風,台風19号は大型で猛烈な台風でした.関東地方では観測史上最強クラスの勢力とされた台風が2カ月連続で上陸したことになり,台風自体の風雨被害に加えて,通過後の水害,ライフラインの断絶など多くの爪痕を残しました.
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