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あとがき
関谷 紀貴
pp.1088
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203105
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今年初めの大雪,梅雨時のヒンヤリとした陽気がうそのように,暑い夏が訪れようとしています.本稿執筆時は史上最短の梅雨明け宣言が出されて間もない頃ですが,すでにクラクラするような暑さで先が思いやられます.これまでの国内での最高気温は静岡県浜松市の41.1℃(2020年8月17日)だそうですが,上位十傑のうち7つが過去5年以内に記録されており,近年連呼される“災害並みの暑さ”という言葉も大げさではなさそうです.
さて,夏といえば旅行,盆踊り,ビアガーデン,バーベキュー,プール,海水浴,サマーフェスなどが頭に浮かびますが,皆さまはどのようにお過ごしになったでしょうか.いずれも新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたものばかりですが,今年は感染対策に留意しつつ,以前の賑わいが戻ってきているように感じます.外国人観光客の姿を目にすることも多くなり,社会全体の活力がこれまで以上に戻ることを願うばかりです.その一方で,新しい変異株の流行と患者数の急激な増減は,人間の都合とは関係なく繰り返されています.四季折々を楽しむ行動と感染対策がバランスよく回るようになるには,もう少し時間が必要なようです.
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